TOEIC満点を目指す道のり

今回はどのようにTOEIC満点を取得することを決意し、どのようにそこまでたどり着いたのかお話したいと思います。

前にお話したのは、高校3年生で英語に目覚め、獨協大学の英語学科に入ったところまででした。そもそもはスポーツ科学科に入りたくて勉強を始めたのに、どうして英語学科に入ったかというと、「日本の英語教育に疑問をもった」からです。どうして今までできなかったのに、自分で工夫し始めたらできるようになってしまったのだろう、と。

そこで英語教育に興味を持ち始めるのですが、どのようにしたら人々は自分のことを信じてくれるのだろうか?と考え始めました。私は「海外になんか行かなくっても英語はできるようになる!」と思っていたので、それを伝えるためにはどうしたらいいのか?

そして私が出した答えは「自らが生きた証になる」ということでした。「できる!できる!」と言われても、その先生が自分ができていないのなら、それはいくら話がうまくても聞いてくれませんよね。逆に、本当にできる人ならば生徒たちも話を聞くだろうし、説得力も増すだろうと思ったんです。例えば、イチローが高校生のころの私のところに来て、「1日に1000回素振りしなさい。そうすれば君なら絶対に活躍できる。約束する」と言っていたら、他にはどんな理論も理屈もいりません。その一言だけで十分です。

なので私もそれくらい、「この人が言っているんだから間違いない!」と思わせるくらいの「なにか」が欲しかったんです。そこで考えました。英検1級?なんかすごいけど、なんかインパクトがない。実際に結構持っている人いますからね。じゃあどうしようか。TOEIC満点しかない!と思ったわけです。TOEIC900点程度では、英検と同じくらいのインパクトですかね?「お、すごいですね!」ってくらいのインパクトが与えられそうです。しかしそれが「TOEIC満点」となると、逆に「え?」ってなりますよね笑。

 

ですが書店に行くと、結構TOEIC990点の人が本出してるんですよね。もちろん本を出しているくらいなのですごい方々なのですが、同じだとなんか悔しい笑。せっかくなら特徴を出したい… じゃあ今まで海外に行ったことないから海外に一切行かないで満点取ってやる!ということになったんです。

それまでは海外旅行ですら海外に行ったことありませんでしたからね。「パスポート?なにそれおいしいの?」ってレベルです。(いや、さすがにパスポートくらいは知ってました笑)。大学に入って初めて、英語を口にするのですが、始めのうちはしゃべれたもんじゃありません。本当になにも話しませんでした笑。だって受験英語しかやってなかったんですもん。当たり前です。そんな中で、帰国子女とかがいるクラスでしゃべれって言われても恥ずかしくて何も言えません。

こんな私がこのまま海外に一切行かないでTOEIC満点とったらかっこいいだろ!と思ったんです笑。もちろん「海外に行かない」にこだわったのは、かっこいいからだけではありません。(というかかっこいいから、とかは関係ありません笑)。

ではどうして「海外に行かずに」にこだわったのか。それは、日本の一般的なこどもたちは海外に行って英語を勉強することなどできず、基本的に日本で勉強するしかないからです。もちろん短期留学などもありますが、それでどのくらい伸びるのかというのはみなさんご存知だと思います。ほとんど伸びません。半年くらいでは留学というより長期旅行で終わってしまいます。

 

英語を教える者としてそんなこどもたちに勇気を与えるために、やはり自分が海外で勉強してしまったら、こどもたちは間違いなく「先生は英語できるみたいだけど、どうせ留学したからできるようになったんでしょ?」と言ってくる可能性があります。というかきっとそう思いますよね。なので海外に一歩もでなければそんなことも言わせません。もう逃げ場はないですね笑。

というわけで「海外に行かずにTOEIC満点」をとることを決意したわけです。

結局TOEIC満点を取るまでには大学三年生までかかりました。その中ではいろいろと迷うこともありました。全く点数が伸びないときもありました。留学に行きたいと思うときもありました。実際に大学2年生の時に、2週間の短期留学に申し込んでます。しかし開始の5日ほど前、「やっぱりだめだ!海外に行かずに満点とるんだ!」と、急きょキャンセルしました。なので海外行ったことなかったのにパスポートだけ持ってました笑。お母さんには本当に申し訳ないことをしましたね。裕福な家庭じゃないのに、頑張って出してくれたんです。なのに息子がアホなことを言い始めて何10%かキャンセル料までとられてしまいました… しかしこれだけ悩んだ甲斐もあって、「海外に行かずに満点」を取得することができました。迷惑をかけたお母さんも、始めはすごさがわかっていないようでしたが、友人などと話しているうちにわかってきてくれたようです笑。

 

満点取れた時は本当にうれしかったです。それまでなぜか何度受けても975点だったんですよ。もうほとんどわかっているんだけど、何問かわからないところがあるくやしさ。あれは辛かったです。周りから見たら、「もういいじゃん」って感じだったと思いますし、私も諦める理由はいくらでもあったんですが、やっぱりだめだったんです。やっぱり満点じゃなきゃ。満点とったときは嬉しかったですね!

実際にTOEIC満点となると、大学の学科内くらいではちょっと知れてしまいますし、私がTOEICの点数を聞かれて答えたときの相手の反応がすごいので、逆にスコアを言いたくなくなってしまうほどの効果を表してくれました笑。あのときの自分には「TOEIC満点取得者」というのはちょっと重荷だったので言いたくなかったのもあります。だってスピーキングのレベルはひどかったですから。いまではやっと、スピーキングも大手英会話教室でバイリンガル講師として教えられるほどにできるようになってきましたが、そのときは全くだったんです。そのことはまた別の記事で書きます。

 

というわけで、TOEIC満点を取るまでの簡単な経緯でした。いつか英語を教える者として、こどもたちにどう私のことばを信じてもらえるかということを考えた結果だったのです。険しい道のりになるかと思いますが、みなさんも目標を達成できるようにがんばってください!ではまた!

      2016/03/09

 - TOEIC満点までの道のり