第二言語習得理論で英語を絶対にしていけない理由

第二言語習得、なんて言葉を聞いたことありませんか?その名の通り、「第二言語」を習得するプロセスや学習方法などのことです。しかし、似たような分野で外国語習得理論というのもあります。

同じものだろ?と思うのが普通だとは思うんですが、実は全く違います!しかも、日本の英語教育は「第二言語習得」と基本にして教えられることが多いですが、実は「外国語習得」として考えないと大変なことになります、というか大変なことになってます。

今日はどうして外国語習得なのか、第二言語習得との違いはなんなのか、などなど考えていきたいと思います。

改めましてこんにちは、Kentaです。

日本ではたった10年ほど前にコミュニケーションに焦点を置き始めたばかりで、英文法や読解の学習方法は確立されていますが、コミュニケーションのための英語なんかまだまだです。

しかも、日本がコミュニケーションに焦点を置き始めて注目したのは、アメリカなどで流行っていた「第二言語」を教えるための方法です。

当たり前ではありますが、英語習得に関する研究はアメリカなどの英語圏で主に発達してきました。

そのため、その大前提には「アメリカのような英語圏で、英語に囲まれながら英語の習得するための英語学習」を研究する、というのがあったのです。

 

しかし、少し考えてみればわかりますが、日常生活でも使われる「第二言語」を習得するのと、「外国語」を習得するのでは訳が違います

「外国語」を学習する場合、日常ではその言語を使うことがほとんどありません。日本で英語学習している人たちの日常生活で英語使用する割合は、ほとんどの人が0パーセントでしょう。5パーセントもあればかなり多い方ではないでしょうか。

それに比べてアメリカで英語を学ぶ場合、その割合はほぼ逆になり、ほぼ100パーセントが英語になる可能性もあります

この日常生活での使用量の違いが、第二言語習得と外国語習得に大きな違いを生みます

 

まずは当たり前ですが、インプットとアウトプットの量が圧倒的に変わります。単純に考えて、それだけでも英語力に相当な違いができるはずです。

そしてインプットの量が変わるだけでなく、インプットの質と意識も変わります。

第二言語として学んでいるときは、多くの場合、今度は自分でこの表現を使わないといけない、という意識で聞きます。それだけでも頭に残りやすくなるだけでなく、その新しく学んだ表現を使う機会はすぐにやってくるでしょう。

それに比べて日本で英語を学んでいる場合は、別に新しい表現を使う場面はきません。授業さえ乗り越えれば終わりですし、アウトプットとして使うことは考えられません。

 

最後に、授業の構成も英語圏では、日常生活で英語を使うという前提があることも忘れてはいけません。

コミュニケーションを重視して行う授業の多くは、コミュニケーションの場面を想定して練習します。買い物とか、自己紹介とか、パーティとか、具体的な場面です。

そのような授業が最大の効果を上げるには、そのような場面を実際に経験することが大切です。

使うからこそ使用場面を意識して勉強し、実際に使うことでより定着します

 

しかし日本ではそれが成り立ちません。下手すれば自己紹介の英語を勉強し、忘れる。パーティでの英語を勉強し、忘れる。の繰り返しになります。

 

このように、日本での英語学習は外国語学習であり、そこに英語圏で英語を勉強する人たちの学習法を取り入れても全く効果をあげません

 

しかも最悪なことに、日本ではアメリカ様が開発した素晴らしい第二言語習得理論を取り入れようと頑張ってしまい、多くの人がアメリカで英語学習研究をしました。そこではもちろん、英語を第二言語として学ぶ方法を学びます

そういう研究者たちを、アメリカで勉強してきたスゴイ人だ!と歓迎した結果、日本では全く効果をあげないであろう第二言語習得理論に基づく英語教育がされるようになってしまったのです。

日本人が英語ができないのは、それも大きな原因だと思います。

 

 

しかも今の英語の先生たちは、英語を実際には使えない先生、もしくは使えたとしても、英語を第二言語として学んだ先生が多いです。

そのため、どちらのタイプの先生でも英語を外国語として教えることには弱いんです。

特に英語を第二言語として海外学んだ人は、日本で英語を学ぶのとは訳が違うのに、自分で英語を学んだ!という意識があるため大変です。日本で英語に触れる機会がなく学ぶ学習者の辛さや気持ちはわからないでしょう。

 

このように、日本は昔の文法中心の間違った英語学習の方向を直すために、また間違ったものを輸入してしまいました。

かといって、それを正すことができる先生も多くはいません。

 

これを改善するためにはネイティヴスピーカーの先生なんて全く効果はありません。そんな少しネイティヴのインプットを増やしたところてわ、焼け石に水です。

自分の宣伝みたいになってあれですが、現在の日本には、日本で英語を学習し、それに加えてある程度話すこともできるような先生が必要です。

そんな先生はやはり発音などではバイリンガルやネイティヴには負けますが、日本での英語学習を知っているという意味ではとても強いです。

 

あと他にできることと言えば、英語学習者一人一人が流行りの学習法に騙されないようにすることです。

日本の英語教育が迷走してる中、それを食い物にしようとする金の亡者もいます。そういう人たちはうまい文句を使って良さそうな英語学習法を勧めてきます。

間違った方向に進んでいく英語教育、それに漬け込む金の亡者。

日本は困ったものですね苦笑

 

こんな日本ですが、日本にいても英語はできるようになります!少しでも英語教育に貢献できるよう、頑張りますので、みなさんも頑張りましょう!

ではまた!

 

      2016/03/09

 - 英語学習法, 言語修得・バイリンガル