ネイティブの説明は間違っている!!動画検証編!!!!

はい、ちょっと過激なタイトルを書いてみました笑

ですがこれは本当なんですね。完全に日本語も英語も話せるバイリンガル、そしてネイティブスピーカーは英語を教えるときに間違っていることがあります。こんなことは前にも書きましたが、実際に興味深い動画を発見しましたので、それを実際に検証してみたいと思います。

では早速!こちらの動画を使っていきます!


なんとなんと!今回紹介するのは、有名なバイリンガールさんの動画です。ツイッターには1万4000人もフォロアーがいる超有名人です。

実際に私もこの方の動画からたくさん学んでます!批判する前にちょっと持ち上げておきます笑。というか本当に素晴らしい動画です。この動画を見つけたのも、私自身がユーザーとして見ているからです笑。内容も動画の質も本当に最高です!本当にオススメの動画なんです!

 

しかしですね、こんなに素晴らしい講師でも、「自然と英語が話せてしまうバイリンガル」ならではの落とし穴にやられているいい例だったので、取り上げさせてもらいました。

こんな有名で英語が完璧(というか完全にネイティブと同じ)な人の英語に意見するのは緊張しますが、やってみようと思います!!

念のため確認ですが、これは単なる批判ではありません。バイリンガールさんは心から素晴らしいと思う先生です。だからこそ!こんなに素晴らしい先生でも、落とし穴にはまってしまう、ということをお伝えしたいのです。

本当に批判するような先生でしたら、わざわざこんな例に使いません。「この人何にもわかってないからな。」で終わりです。

 

 

さて、本題に入っていきましょう。

この動画では、wantとwon't、そしてworkとwalkの発音についてのレクチャーです。

 

まずはもしよかったらwantとwon'tの部分だけでも見てみてください。

発音もきれいで、声もきれいで、動画の質もきれいで、バイリンガールさんご自身もきれいで…

あ、少し余計なことを笑。

 

さて、ここの説明をそのまま引用させていただきますと、

「won'tはOの発音なので、wou, wo, wo。口が結構閉じた感じというか、狭い範囲でしか動きません。実際、早く話している時なんかはそこまでくっきりわからないと思いますけど、口の動きは。wantはWA(わ)です。アなので、口が横にちょっと広がります。」

「work, walk. これもWOとWAなんですけども、workの場合はRが入るので、WOというよりもWU。work, work.もっとなんか、口がちっちゃくなる感じです」

とのことです。

これはやばいです!!!!書きながらよく聞いているうちに、本当に完璧な例になる動画だと思い始めました笑

 

バイリンガールさんの説明をまとめると、

「won'tはWOでwantはWA、それと基本的には同じで、walkはWOで、workはWA。」

という説明になるでしょう。

 

こんな私がネイティブの発音を批判するわけではないんですが。。。間違っています笑。

いや、正しく言えば、「発音は完璧なのに、その発音に対する認識、それに伴って説明が間違っています。

 

実は、正しい発音はこんな感じです。(発音記号がちゃんと表示されなかったらすみません)

won't (woʊnt), want (wɑːnt), walk (wɔːk), work (wɜːrk)

そのため、won'tとwantの一番大きな違いは、won'tは二重母音と言って、オウというような発音になるんですね。決してオではありません。wantはアとオの間のような、hotと同じ発音です。

っていうかこうやってみると、4つとも違う発音じゃないですか笑。無理やりカタカナで書くと「オウ、アー、オー、ウー」って感じですかね。

 

もう一度、バイリンガールさんの説明の中で特に注目していただきたいところは、「wou, wo, wo」の部分です最初のwouはタイプミスではありません!よろしかったらみなさんもよ~~~く聞いてみてください。1:09のあたりです。

本当に微妙な違いなのですが、確実に最初はwouという風にuの音が微かに入っています。しかし、なぜか二回目からはWOだけになり、Uの音は聞こえなくなります

なので、始めのWOUは無意識に自然と出てしまい、そのあとのWO, WOは発音を意識しすぎて、逆に間違えて、というか省いて発音してしまったんだと思います。

さすがバイリンガルなので、自然と発音すると完璧な発音になります。ですがなぜか意識した瞬間に間違えてしまいました。

 

他のwon'tの発音もよ~~~く聞いてみてください。特にバイリンガールさんのは動画なので、口もよく見てみてください。(美女ではなく、口の動きと英語だけに注目です)

よ~~く聞くと、毎回WOUという風にUの音が入ってますし、Uが入るのでOの後に少しだけ口がすぼまってますよね。むしろ唇の動きだけ見た方がわかりやすいかもしれません。

恐らく本人は無意識のうちにwon'tの発音はWOUではなく、WOなんだと思っているんじゃないかと思います。(機会があれば聞いてみたい)

だからこそ、発音の説明でも言っていないのでしょう。

そして、won'tがオの発音だと思っているので、walkと同じような発音だ、という説明になってしまうんですね。

won'tとwalkも、OUとOの発音なので、別の発音なんですけどね。

 

もう一つ例を見つけました!

同じようにwon'tとwantの違いを説明しています。

0:45くらいから見てみてください。

won'tの発音はohで、wantの発音はahだと言っています

そして特に注目!!!!

won'tではなく、ohだけを発音しているときの口の動き、そして発音をよく観察してください。

Ohだけで発音しているときには、この人もまるでUを忘れてほとんど口をすぼめていません。

 

正面を向いてwon'tと言っている時をみてください。Won'tを言うときにはあんなにはっきりと口をすぼめています。oh単体との違いを比べると明らかです

説明ではohだ、と言いながら、実際にはOUと発音しています

というかそもそも‘Ohの発音とAhの発音を同列に並べるのもおかしいんですけどね笑。Ahの発音はアウではないですから笑

 

 

このように、ネイティブや完全なバイリンガルだと、正しい英語を使うことができても、間違った説明をしてしまうことがあるんです。

 

しかーーし!!!!!!!!!!

バイリンガールさんの動画に話を戻します。

前にも書きましたが、バイリンガルやネイティブには、私なんかにはできない素晴らしい教え方ができます。

例えば、バイリンガールさんは、最後にちょっと「う~ん、want, won't, walk, workを全部使えるような例文ないかな~。」とか言いながら、簡単に全部を使う例文を作ってしまいます。

I don't want to walk to work so I won't.

です笑。

すげぇぇぇ!!!!!

きっとスクリプトなしで、その場で考えたんだと思います(もし違ったらすごい演技力笑)

こんなことは私には絶対にできません!!

 

発音も練習できるし、しかも文法の大事なこともたくさん詰まっている。こんな例文は私には一瞬で絶対に作れません。もし作れたとしても、もしかしたら間違った例文かもしれないので、こんな全国放送で自信を持って使うことはできません。

それに微妙なニュアンスなどの説明も素晴らしいです。もちろん発音なんかマネできません。

私にはどんな努力をしてもできないようなことができるのも事実であります。

 

特にこのバイリンガールさんは本当に素晴らしい先生で、本当に素晴らしい動画を作っています。私には絶対にマネできないことです。私が知っているバイリンガル先生の中でも最高レベル、というか最高な先生です。

しかし、私のような努力して英語を身に着けた人はバイリンガールさんのような方にはできないような視点で英語を教えることができるのも事実です。

どちらのほうが効率的とか優れているとかいう問題ではなく、本当にお互い強みと弱点があるのだと思います。

イチローとダルビッシュ、どちらがすごいのか?と言われてもなんとも言えないのと同じです。(ちなみに僕的にはイチローですが、反論する人もたくさんいるでしょう。そもそも比べるようなものじゃないので、簡単に言ったら「どっちもすごいよね~」で終わるんです笑)

 

さて、今回はここまでにしますが、ネイティブやバイリンガルの説明がいつも正しい!というわけではないことはわかっていただけたでしょうか。

別に彼らの説明を信じるな!と言いたいわけではありません。多くの場合は正しいですし、彼らから学ぶことは本当にたくさんありますし、彼らなしでは英語は勉強できません。ですが時々思いっきり間違えますし、私のような偽物バイリンガルの方がよく説明できることだってあるんです。

そんなことが伝わればいいな~、と思います!

ではまた!!!!

      2016/03/09

 - 英語学習法